BPS(Book Value Per Share)とは

BPSとは、Book Value Per Share を略したもので、一株当たり純資産を意味します。一株あたりの解散価値とも言われています。 純資産を発行済株式数で割ることで求めることが出来、企業の安定性を見る指標の1つとして用いられます。 純資産が高いほど純資産が多く、負債が少ないということになり、安定性が高い企業であると判断されます。


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BPSとは、Book Value Per Share を略したもので、一株当たり純資産を意味します。一株あたりの解散価値とも言われています。
BPSは、純資産を発行済株式数で割ることで求めることが出来ます。

一般的にBPSは、企業の安定性を見る指標の1つとして用いられます。
純資産が高いほど純資産が多く、負債が少ないということになり、安定性が高い企業であると判断されます。

また、会社のすべての資産と負債を処分した際に残るのが純資産とすると、BPSは会社が解散した際に株主が受け取る額となります。そのため、BPSは一株あたりの解散価値とも呼ばれています。

BPSは、主にPBR(株価純資産倍率)を求める際に使用します。PBRは企業価値を評価する方法の一つで、これを見れば、会社の資産に対して株価が高いか安いかを判断することが出来ます。一般的にPBRが1倍未満の場合、株価は割安と考えられています。

PBRは下記の計算式で算出します。
PBR(株価純資産倍率)= 株価 ÷ 一株あたり純資産(BPS)

株式市場ではPBRが1倍以下だと、理論的には、会社を解散したら株価以上の儲けを得ることができる為、割安だとみられています。東証1部上場企業の平均PBRは約1.2倍です(2020年9月時点)。

BPSやPBRは、企業の安定性や価値を示す指標となりますので、M&Aでの企業評価にも用いられています。