飲食店におけるアルバイトの運用方法について

飲食店におけるアルバイトの運用方法について

飲食店は、基本的にはアルバイトやパートタイマー、社員などを使ってまわしていく形が多いと思われます。もちろん、「夫婦2人だけのこじんまりしたお店」などの場合は例外ですが、お店が大きくなってくると自分たちだけでお店をとりまわすのは限界があります。 では、このようなアルバイトなどを雇う場合にはどのような運用方法を心がけたらよいのでしょうか。


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飲食店は、基本的にはアルバイトやパートタイマー、社員などを使ってまわしていく形が多いと思われます。もちろん、「夫婦2人だけのこじんまりしたお店」などの場合は例外ですが、お店が大きくなってくると自分たちだけでお店をとりまわすのは限界があります。

では、このようなアルバイトなどを雇う場合にはどのような運用方法を心がけたらよいのでしょうか。

アルバイトとパートタイマーの違い

アルバイトとパートタイマーは、多くの場合、区別をして募集をかけることになります。

アルバイトは、一般的には、「学生などであり、休日には8時間以上働くことがあるけれども、平日は4~6時間程度の働き方にとどまる」という風に解釈されています。

対してパートタイマーは、「主婦などであり、短時間労働もこなすが、日常的に8時間程度の仕事をこなせる」という風に解釈されることが多いといえます。

ただ、アルバイトもパートタイマーも、法律的には「同じもの」として扱われており、法律的な意味で差別化がなされているわけではありません。

アルバイトのシフト管理について

アルバイトと社員は大きく違います。もちろん個人個人の意識の違いはありますが、アルバイトの場合は、「仕事以外」が生活に占める割合がとても大きいと言えます。そのため、店側の都合を押し付けることはできません。

そのときに問題になってくるのが、アルバイトのシフト管理です。

多くの場合は、アルバイトに希望のシフトを聞いて、それを社員がほかの人との予定をすりあわせてシフト表を作っていくでしょう。
これは「生活の大半がほかのところにある」というアルバイトにとって、理想的な形でもあります。自分の希望の休みが反映されやすいからです。

現在はインターネットが発達しており、多くの人がスマートフォンやパソコンを持っています。そのため、従来のように、「来月のシフトのために全員に声をかける」という手間を排除できるようになりました。

アルバイトは自分の休みたい日をメールやクラウドサービスを使ってシフト作成者に送り、シフト作成者がそれを基に来月のシフトを組んでいく、という方法が使えるようになったのです。

これは、権限のある人ならばだれでもシフト表を気軽に手軽に見られるというメリットもあります。また、紙媒体のときとは違い、シフト表の紛失も起きません。

しばしばアルバイト相手にも、「会社(お店)の都合を最優先にしろ」と迫るところもあります。これは「ブラックバイト」としてマスメディアにもよく取り上げられています。健全な店舗経営の形とは言えませんし、後々のトラブルにもつながりますからやめましょう。

「責任のある仕事を任せること」と「肯定」がキー

学生アルバイトの場合、「就職したら辞めます」「国元に帰ることになるので辞めます」ということで、期間限定で働く人も多いでしょう。
これはある意味では当然のことですし、仕方のないことでもあります。

ただ学生アルバイトではないのなら、できるだけ長く働き続けてもらいたいと考えるのが経営者の本心なのではないでしょうか。長く続けていけばお店の勝手もわかるため、仕事の内容が安定します。仕事の落としも少なくなるうえ、新しく入ってきたアルバイトの教育も任せることができます。

このように、息の長いアルバイトを作るためにはいくつかのコツが必要です。

まず、責任のある仕事を任せること

「ステップアップ」は仕事のやりがいを大きく上げることになります。今までは社員が行っていた仕事や、ベテランのパートタイマーがやっていた仕事をアルバイトに任せるようにしましょう。新しい仕事、重要な仕事を任せられることはアルバイトにとっても大きな励みになります。

ただ、アルバイトのなかには「正社員に疲れたからアルバイトになった。社員のような仕事はしたくない」と考えている人もいます。そのため見極めは大切です。また、「任せること」が「負担を押し付けること」とイコールにならないように注意します。

肯定的な声かけを行うことも大切です。私たちは、ついつい「できなかったこと」に着目して叱ってしまいがちです。しかし人間は褒められた方がうれしいものですし、意欲も出るもの。意識して相手を褒めるようにしましょう。そのときは、具体的に「良い点」をあげることも忘れずに。

ベテラン勢との付き合い方

アルバイトのなかには社員よりも年齢が上の人や、経験が長い人もいます。このような場合は、社員側もアルバイト側も、両方が両方に対して敬語を使い、尊重し合う姿勢が求められます。ただし社員はアルバイトに比べて責任が重いので、責任の重さや役割が違うのだということはきちんと自覚しておきましょう。

ベテランのアルバイトの場合、そうではないアルバイトのフォローに回る機会も多いと思われます。そのような場面を見つけたら、感謝の気持ちを伝えましょう。また、職場の問題意識を共有していくやり方もおすすめです。

アルバイトがいなければお店が回らない、という飲食店も多いもの。うまくつきあっていきたいですね。