時間帯で変化をもたせることがポイント
・リピート率アップ
ランチタイムとディナータイムとで、メニューや価格、店内の雰囲気を変えることで次のような効果が得られます。
① ランチタイムの固定客がディナータイムにも利用したくなる
ランチタイムに利用している馴染みの店が、夜はデートにも使えるおしゃれな雰囲気やメニューだったら…全く知らない飲食店にいくより気軽に来店できます。
分かりやすい表現をするのであれば、男性が少し格好つけられる飲食店にするということです。
② ディナータイムへの移行をねらう
基本的にランチタイムの価格はディナータイムよりリーズナブルです。その固定客をより客単価の高いディナータイムに移行させるためにも、変化が必要なのです。
具体的には、ランチタイムに利用するビジネスマンが”彼女をつれて来たくなる”ようなメニューや雰囲気を提供することです。
おしゃれにゆったりと
・ソファー席やテラス席をつくりましょう
カップルが利用するということは、デートの最中に立ち寄る…ということです。特別感の演出にぴったりな、景色のいいテラス席を用意や歩き疲れていてもゆったりできるソファー席を用意しましょう。
・ふたりの世界をつくること
通路や座席は狭くしすぎないよう注意しましょう。ややゆったりとした空間を作ることで、ふたりの世界を妨げない”デート向き”の店内になります。
もし可能なら、隣の座席との間についたてやロールスクリーンなどを作っても良いでしょう。
・統一感のあるおしゃれな雰囲気に
インテリアのコンセプトはどんなものでも構いません。大切なのはおしゃれな空間にすることと、統一感をもたせることです。
和風と洋風が入り混じった店内やカラフルすぎる内装はオススメしません。落ち着きのあるカラーリングと統一感のあるインテリアで”センスのいいデート”を演出しましょう。
女性をターゲットに!スイーツやサラダを充実させる
・メインターゲットは女性です
カップルの利用を増やしたい場合、メインターゲットにするのは男性ではなく女性です。
というのも、デートの際には多くの男性が”女性が行きたい店”に合わせるからです。
男同士でしかいけないような、アットホームな居酒屋や焼鳥屋にわざわざデートで行くカップルは多くありません。
カップルをメインターゲットにするなら、女性に喜ばれる店づくりを心がけましょう。
・スイーツは必須です
女性をターゲットにするのであれば、スイーツは必ず準備しましょう。
小ぶりでかわいいケーキやフルーツを使ったタルトやゼリーなど、複数の種類から選べるようにするのがベストです。
・ドリンクメニューも充実させましょう
一般的な飲食店のドリンクメニューといえば、烏龍茶やコーヒー、アイスティーやオレンジジュースです。もちろんこれらの定番メニューは必須です。そしてこれ以外にもドリンクメニューを充実させましょう。
例えば、アールグレイやダージリン、フルーツティーなど紅茶の種類を増やしたり、ハーブティーをラインナップするのもおすすめです。
セットメニューに料金をプラスして、おしゃれなフルーツティーやハーブティーをセレクトできると印象もよくなります。
食器もおしゃれに
・グラスや食器にはこだわりを
高級なブランド品を使う必要はありませんが、グラスや食器はおしゃれで使いやすいものを使用しましょう。
分厚くて飲みにくいカップや料理と合っていない食器はNGです。安価なものでも、おしゃれな食器はたくさんあります。
自分の店の雰囲気とメニューにあったものをセレクトしてください。
・カトラリーにも気を使いたい
フォークやスプーンにも気を配りましょう。大口を開けなければ使えないような大きなスプーンや切れ味の悪いナイフはNGです。
デートの際の食事は誰もが少しだけ気取っていたいものです。特に女性は、大きな口を開けて食事をしたり切れないナイフでお肉をガリガリすることを嫌がります。
小さなストレスが大きく感じられるのも、デートという非日常的な時間だからこそ…です。
スプーンやフォークはサイズが小さいものや横幅が小さいものがおすすめです。
・テーブルには季節感を
クロスや小物類には常に季節感を意識したものを使いましょう。
カップルは、イベントにとても敏感です。クリスマスやバレンタインだけでなく、桜や紅葉、海など季節感を出すことで印象はかなりよくなります。
まとめ
カップルの利用を増やすためには、おしゃれな雰囲気とゆったりした空間…そして、使いやすい食器やカトラリーでストレスフリーの食事タイムを提供することがポイントです。
その上でスイーツやドリンクメニューを充実させれば、口コミやSNSでの拡散効果もあいまってカップルの利用増加に繋げることができます。自分が恋人を誘うならどんな店がいいか…をオーナーやスタッフ一人一人が考えてお洒落な雰囲気や、メニューなどを考案するようにしましょう。