ポイントカードで期待できる効果は?
大手外食チェーンから個人経営の飲食店まで、ポイントカードのシステムを設けている飲食店は多くあります。
飲食店でのポイントカードシステムには、どんな効果が期待できるのでしょうか。
・リピーター率アップ
ポイントカードは顧客側からすれば、一度その飲食店に来店した証しでもあります。
中には、ポイントカードの特典を得る事を目的にお店に通ってくれるような人も中にはいます。もちろんこれは、魅力的な特有があって初めて成り立つものではあります。
単にお得感があるだけでなく、ポイントカードの特典にしかないサービスなどを考えるとより、顧客の心理に訴えかけることができます。
・口コミの手助けにも
顧客が、友人や家族に飲食店を紹介するときにまるで名刺代わりのように使われることもあります。
飲食店の場所や電話番号などが記載されたポイントカードは、顧客のお財布やカードケースにしまわれてまだ一度も来店したことがないユーザーの目にふれることがあるツールなのです。
・忘れられないように
顧客のお財布などに入れられることが多いポイントカードは、顧客がその飲食店のことを忘れないようにする効果があります。
当然、ポイントカードを見ればどんな店だったか何を食べたか等を思い出すきっかけになります。
お財布の中で目立つ配色にしたり、個性的なデザインにしたりするとよりこの効果を期待できます。
ポイントをつける基準は明確に
ポイントをつける基準は、明確にしておく必要があります。曖昧なままにしていると、お客様の間で不公平感が生まれる等のトラブルの原因になることもあります。
・価格を基準にする
ポイントカードの基準で、もっともよく見る方法が、価格を基準するパターンです。
500円にひとつ、1000円にひとつなど、客単価に合わせて設定をしましょう。
・回数を基準にする
明確でわかりやすい基準は、回数を基準にするケースです。一回来店したらポイントを
つける…というやり方ですからとても分かり易く明確です。
また、顧客側も「自分は○回来たんだ」というカウントをする事ができますので、また行きたくなる!という心理的効果も期待できます。
・購入商品を基準にする
「○○を購入したらポイント!」というシステムです。これは、売りたい商品が明確な場合に有効です。
メニューやポップで「オススメ!」として紹介するより、ポイントを付与することでお得感を出すことで、特定の商品を押す効果があります。
利益率や手間、季節感などを考慮して”いちばん売りたいもの”をポイントの対象にしましょう。
ポイントカードに必ず記載するべき事
ポイントカードに必ず記載するべきことがあります。
口コミ効果も顧客にお店の存在を忘れさせない効果も、必要な情報が記載してあって初めて効力を発するのです。
・店の場所や電話番号は絶対に記載しましょう
言うまでもありませんが、店の場所と電話番号は必須です。
出来れば店の住所だけでなく、簡単でもいいので地図もあるとよりよいと言えます。
・何を提供しているか解るイラストや写真を載せる
その飲食店で何を提供しているかも情報として、載せたいところです。ですが、ポイントカードにメニューを記載するのはあまりにも商売っ気を出し過ぎというもの…。印象も悪くなりますし、ゴチャゴチャしてスタイリッシュではありません。
ポイントカードのどこかに、イラストや写真、もしくは○○専門店のような記載などをして適度に明確にアピールをしましょう。
どんなにお洒落でも、カードを見ただけでは何のお店かさっぱり解らないようなデザインは避ける方が良いといえます。
・最終来店日
磁気タイプのポイントカードの場合は難しいかもしれませんが、紙製のカードにポイントをつけている場合は必ず最終来店日を記載しましょう。
最終来店日をかくことで、顧客側に「しばらく行ってない」などの情報を提供することもできますし、会計の際にスタッフ側も”どのくらいの頻度で来店している顧客か”を把握できます。
仮に自分が接客したことがないお客様にでも、ポイントカードの最終来店日を見れば「いつもありがとうございます」「お久しぶりですね」などと声をおかけすることができます。
接客の材料としても、最終来店日の記載は徹底しましょう。
ポイントカードの特典は?
ポイントカードの特典は、値引きや無料サービスなどが一般的です。
最も分かり易く、最もわかりやすいお得感を出せるシステムといえます。
特別感を出したいのであれば、割引や無料サービスではなく”ポイントカードとの交換しかできない”メニューの提供などにするという手もあります。
まとめ
ポイントカードシステムには、お得感の演出やリピート率アップだけでなく、ポイントカードそのものが口コミの手助けをするという効果があります。
飲食店の認知度アップのためにも、是非、取り入れたいシステムです。