飲食店の営業時間は何時から何時まで?ジャンル別営業日・時間の決め方

飲食店の営業時間は何時から何時まで?ジャンル別営業日・時間の決め方を紹介

いつ休みを取ればいいのか?特に個人営業の場合はどの日にするか悩むことが多いでしょう。また、営業時間もお店のジャンルによって変わってくるため、決める際に悩むことも多いのではないでしょうか。 今回はお店のジャンルやターゲット別の定休日・営業時間の決め方についてご紹介します。


この記事は約5分で読み終わります。

飲食店を開業する際に決めることの1つとして「定休日」「営業時間」があります。いつ休みを取ればいいのか?特に個人営業の場合はどの日にするか悩むことが多いでしょう。また、営業時間もお店のジャンルによって変わってくるため、決める際に悩むことも多いのではないでしょうか。

今回はお店のジャンルやターゲット別の定休日・営業時間の決め方についてご紹介します。

一般的な定休日の決め方

まずは一般的な飲食店の定休日の決め方を知っておきましょう。飲食店のほとんどは月曜・火曜が定休日となります。次いで、水曜日が定休日となる日が多くなります。

土日はどの飲食店も忙しくなることが多く、その忙しい2日間が過ぎてから休みを取るという形式をとっているお店が多いです。しかし最近は月曜が祝日となることが多く、土曜・日曜・月曜と3連休になることもよくあります。そのため、月曜は「稼ぎ時」となり火曜日を定休日にするお店が増えてきました。

次いで定休日となることが多い水曜日は市場が休みのことが多く、この日を定休日としているお店もあります。また、周囲のお店が火曜日定休日としているところが多いため、あえて水曜日を定休日としている場合もあります。

定休日を決めず、年末年始など以外は無休で開業しているお店もあります。定休日を決めないというのも1つの方法ですが、オーナーを含むすべてのスタッフが週に1日は休めるようにスケジュール設定・スタッフ採用するようにしておきましょう。開業からしばらくは定休日なしで営業し、営業に慣れてきてから定休日を定めるという方法もあります。

一般的な営業時間の決め方

昼食の時間としてAM11時~PM2時。夕食の時間としてPM5時~PM8時は最も飲食店が忙しくなる時間と言えます。そのため、これらの時間はどのジャンルでも基本的に営業時間に入れておくといいでしょう。しかし居酒屋やバーといった夜しか営業しないというスタイルのお店であればこの限りではありません。

営業時間は提供する料理のジャンルによって大きく変わります。そのため、お店のジャンル別に考える必要があります。飲食店の人気ジャンル3つの営業時間についての考え方をご紹介します。

カフェ・居酒屋やバー・ラーメン店の営業時間の考え方

カフェ

カフェの場合はモーニングなどを提供するならAM6時・AM7時ごろには開業しておくといいでしょう。近年は朝活などで通勤前にカフェなどを利用する顧客も増えています。閉店時間は立地にもよりますが仕事帰りのサラリーマンやOLといったターゲットが見込めるなら20時くらいまで開店しているお店もあります。

居酒屋・バー

立ち飲みスタイルのお店や焼き鳥屋の場合はPM3時頃からと営業時間を早くしているお店が多いようです。一般的にはPM5時~AM1時頃までが目安となります。ランチ営業をしている居酒屋も中にはあります。小さい規模の居酒屋なら閉店時間はきっちりと決めず、最後のお客さんが帰るまで開業しているということもあるでしょう。しかし「ラストオーダー」の時間はちゃんと決めておくように心がけておきましょう。

居酒屋やバーで0時以降も営業する場合は「深夜酒類提供飲食店」となり、届け出を出さなければ営業できない場合がありあす。届けを出さない場合は警察署から指導されることがあるので注意しましょう。

ラーメン店

ラーメン店は仕込みに時間がかかることが多いため、あまり営業時間を長くすると負担が重くなってしまいがちです。基本的には実働時間が8時間前後になるようにするといいと言われています。お昼をメインとするか、夜をメインとするかは立地やターゲットにもよります。夜に訪れる顧客が多い場合は深夜に営業するラーメン店もあります。そういったラーメン店はランチ営業をしていない場合もあります。
一般的にはAM11時~PM2時、PM5時~8時と分けて営業しているところが多くなります。スタッフを何人か雇える場合は営業時間を増やしてもいいでしょう。

立地やターゲットをよく考えて決めよう

定休日は基本の考え方に沿って決めるとよいですが、営業時間は業種はもちろん立地やターゲットによって非常に大きく変わります。最初は周囲のお店に合わせて一般的な営業時間を決めておいて、ニーズがあれば営業時間を変えていくというスタイルでもいいでしょう。個人営業の小さいお店なら営業時間の変更も比較的融通が利くので臨機応変に対応していくことをオススメします。

今回ご紹介した定休日や営業時間についての考え方はあくまでも一般的な例であり、場所やメインとなる顧客の層によっては全く違った営業時間にしたほうが売り上げが上がることもあります。あくまでの1つの参考材料として心にとどめておきましょう。

営業時間を長くすれば売り上げは上がりますが、負担となる場合もありますし、営業時間外にしなければならないこともあります。そういったことを考えながら無理のないように決めましょう。そして立地やターゲット、周囲のお店に対する調査をしっかり行って、より売り上げがアップできる営業時間にしていきましょう。