【M&A成約事例】株式会社大都会 金子 慶三氏 ~老舗鉄板焼レストラン「鉄板焼ケルン」の未来を見据えた事業承継~

2024年9月、株式会社大都会(以下、大都会)は株式会社otto(以下、otto)との間で資本業務提携を行いました。大都会は創業から30年を迎えた老舗鉄板焼レストラン「鉄板焼ケルン」を運営しており、今回の資本業務提携を経て、ottoの専門知識を活用し事業の拡大と多店舗展開を推進していく方針となります。 本インタビューでは、大都会の代表取締役である金子 慶三氏に、事業承継を決意した背景やM&Aプロセスを進める過程での心境を伺いました。


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M&Aを検討し始めたきっかけをお聞かせください。

一番のきっかけは年齢です。コロナ禍を補助金や協力金で乗り切ったものの、今年で75歳になるということもあり、事業を引き継ぐことを考えるようになりました。

元々M&A Propertiesの中村代表とは15年以上前からの旧知の間柄だったのですが、「事業承継のことならやはりプロに任せたい」と中村さんのことを思い出し、久しぶりに連絡を取ったところが動き出すきっかけでした。

当時はセカンドオピニオンのような形で、M&A Properties以外にも大手の仲介会社に相談していました。会社の規模感から取り合ってもらえないことが多く不安を覚えていたのですが、M&A Propertiesでは真摯に対応してくれたので、本格的にお任せすることに決めました。

M&Aを検討するにあたり、どのような相手方がいいと考えていましたか?

長くやってきた会社で想い入れもあったので、そうした想いを大事にしてくれる会社がいいと考えていましたし、相手方の社長とお会いした時の印象も重要視していました。

ottoの八須社長は「お客様のことを一番に考えて、そのために自由にやっていく」という考え方が私と非常に近く、このような人になら自分のお店を任せられると感じたので、ottoさんと具体的に事業承継にあたっての交渉を進めることにしました。

M&Aの準備を進める上で大変なことはありましたか?

当初の印象とは異なり、大変なことはほぼありませんでした。契約書や各種手続きなどを煩雑に感じたことはありましたが、M&A Propertiesの担当スタッフが丁寧にサポートしてくれたので、安心して進めることができました。

従業員の方にM&Aについてお伝えした時は、どのような反応がありましたか?

最初は「金子さんは辞めてしまうのですか」と心配の声が多かったです。

ただ、ottoさんの紹介をして「75歳の自分がこれから続けていくよりも、未来のある会社と共にやっていく方がスタッフの皆の可能性を広げていける」という話を伝えたら納得してもらえました。

スタッフの中にはエリアマネージャーなどの将来のゴールを具体的に思い描いている人が多くいましたので、ottoさんと組むことはそうしたゴールを叶えやすくするポジティブなことだと伝えるように意識しました。

M&Aを終えられた今どのような心境ですか?

 まず第一にほっとしました。事業の運営にも今後の見通しが立ちましたし、スタッフの皆も働き方を変えることなく残ることができました。今後は、鉄板焼きケルンが40年、50年と続き、長く愛されるお店になってほしいと思っています。ottoさんの力があれば、そうした未来も実現できると信じています。

今後のご予定などは既に決まっていますか?

まずはゆっくりと身体を休めて、健康第一で過ごしていくつもりです。最近は余裕も出てきたので、スポーツクラブに入って身体づくりをしています。

最後に、金子さんと同じように事業承継に悩んでいる方に対して何かアドバイスがあればお願いします。

 少しでも事業承継や今後の経営について悩みがあれば、まずは気軽にM&A Propertiesに相談してみてください。世の中には案件を受けるだけで上手く進められない不誠実な仲介会社も多く存在しますが、M&A Propertiesはアドバイザーが真摯に向き合ってサポートしてくれるので、安心して任せることができます。