リテンションとは

M&Aにおいてリテンションとは、M&Aの実行後も一定の期間、売り手側の重要な経営陣・従業員を会社に引き留めておくことを意味し、重要人物に対しての引き止め策をリテンションプランと言います。


この記事は約2分で読み終わります。

リテンション(retention)とは、保持や維持といった意味合いの言葉で、M&Aにおいては、M&Aの実行後も一定の期間、売り手側の重要な経営陣・従業員を会社に引き留めておくことを意味します。

M&Aを成功に導くためには、人材の確保が非常に重要になってきます。
それまでその会社で事業を担ってきた人材が離脱してしまうと業績の悪化を招き、大きな損失になりかねません。

そのため、人材の流出を防ぐための契約や条件を取引の中に盛り込むこともあります。
こういった重要人物に対しての引き止め策をリテンションプランと言います。

具体的なリテンションプランは、経営陣に対するものと、従業員に対するものとで内容が違ってきます。経営陣に対しては、以下のようなものがあります。

①金銭的なリテンションプラン
代表的なものとしては「アーンアウト条項」が挙げられます。
アーンアウトとは、将来の目標達成状況に応じて追加のM&A対価を発生させるものです。
例えば「M&A実行後1年間の売上高が〇%以上伸びたら追加で△△円払う」といったものです。これによってモチベーションを維持させます。

②契約によって制限する
これには「キーマン条項(ロックアップ)」が当てはまります。
キーマン条項(ロックアップ)とは、M&A実施後も、売却側の経営陣を一定期間会社に在籍させ、引継ぎなど事業運営に携わることを取り決めた条項になります。
M&A実施後の事業運営を円滑にさせることを目的に、多くのM&Aでは、キーマン条項(ロックアップ)を契約に盛り込んでいます。

従業員に対しては、現金ボーナスや、社内コミュニケーションを円滑にし、従業員の流出を防ぐケアを行うことが大切です。