ROI(アールオーアイ)とは

ROIとは、Return on Investment の略で、「投資利益率」「投資収益率」「投下資本利益率」などと呼ばれています。 投資額に対して、どれだけの利益を得られたかを確認できる指標となり、利益を投資額で割ることで算出することが出来ます。


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ROIとは、Return on Investment の略で、「投資利益率」「投資収益率」「投下資本利益率」などと呼ばれています。
投資額に対して、どれだけの利益を得られたかを確認できる指標となり、利益を投資額で割ることで算出することが出来ます。

ROI = 利益 ÷ 投資額
利益には、営業利益を利用することもあれば、キャッシュフローベースを前提に営業利益に減価償却費を合算させたものが用いられます。
投資額には、通常、自己資本に有利子負債を加えた額を用います。
基本的にROIの数値が高ければ高いほど、投資効率が良く、利益を多く生み出していると判断することが出来ます。
一般的に、スーパーなどの小売業はROIが低く、飲食業などはROIが高くなる傾向にあると言われています。

ROIは、あらゆる事業に共通する「利益」と「投資額」のみを用いて数値を示します。そのため、規模や内容の異なる事業の収益性比較も簡単に出来るようになります。

このROIという指標は、企業の買収や出資などのM&Aを行う場合によく使われます。

投資に対する利益率というのは、複数の投資案件の中から取捨選択する場合にも活用出来ますし、投資を行うかどうかや、買収後の成否や費用対効果などの判断基準としても活用することが出来ます。
また、ROIは投資に対する利益率だけでなく、回収期間としての意味もあります。
M&Aにおいては、投資金を何年で回収できるかを判断するための指標としても用いられています。