スリーピングビューティーとは、日本語に直すと「眠れる森の美女」という意味合いになりますが、M&Aにおいては、買収の対象になり得る高い魅力を持っているにも関わらず、時価総額が低く、買収対策を行っていないような企業のことを指します。
実際には優良な資産や、多額の金融資産、高い収益力などを有していて、潜在的な企業価値が高いにも関わらず、市場からそれに見合った評価をされていないため、買収者にとっては少ない資金で優良企業を買収できるというメリットの大きな企業となります。
そのため、安定株主比率が低いと、敵対的M&Aの標的とされやすい企業ともいえます。