チラシ配りのメリットは?
・とにかく、宣伝効果が反映されるのが早い
チラシ配りのメリットは、宣伝効果の反映の速さです。
例えば、駅近くの飲食店が駅の周辺でチラシを配ったとしましょう。最も早ければ、お客様はチラシを受け取ってすぐに来店することになるわけです。
飲食店の近隣でチラシを配ることで、その日のうちにでもある程度の集客効果を期待することができます。
・年代を問わずにアピールできます
チラシは紙媒体ですから、若い世代からお年寄りまで幅広い世代の方にまんべんなくアピールできます。
パソコンやスマートフォンを使わない方達でもチラシなら興味を持って見てくれますし、デザインやカラーなどを工夫すれば、若い世代の方達の目にも止まりやすくなります。
・紙媒体なので、目に止まりやすい
紙ですから、目に止まりやすいというメリットもあります。
例えば誰かひとりがチラシを持っているだけで、その人の周りの人の目にも止まる可能性があるのです。
また、直接チラシを渡した人だけでなく他の誰かの手に渡ることも考えられます。これは、SNSに当てはめれば”拡散”ですが、紙媒体の場合、物理的に近い人のところにチラシが渡ることになりますから、早い段階での集客に繋がる可能性が高くなります。
チラシ配りのデメリットは?
・大量に配りすぎるとゴミになってイメージダウンになるかもしれません
チラシを大量に作って配ると、ゴミ箱や道路に飲食店の名前が書かれたゴミが大量に出ることになります。
コマーシャルの為に配ったチラシが、捨てられてしまうのは残念ではありますが、致し方のないことです。ですが、あまりに大量に配りすぎてゴミが目立つようになると、飲食店のイメージが悪くなる可能性もあります。
量はほどほどに…そして誰にでも配ればいいというわけではありません。飲食店のメインターゲットを選んで声をかけましょう。
・作成にコストがってしまいます
最近ではネットでの発注もできますし自分で印刷することもできますから、昔に比べれば安くなってはきました。とはいうものの、やはりチラシを作るためにはコストがかかります。高くない費用でも、何度も繰り返し行えばそれなりの金額になってしまいます。
そして、作るコストに加えて、チラシを配るためにいつもよりひとり分多くスタッフが必要になりますから、その分の人件費もかかることになります。
チラシ配りにかかったコストと、チラシ配りで得られた利益が釣り合わない場合は、配り方や配る場所、チラシのデザインなどを再検討する必要があるといえます。
SNSのメリットは?
・拡散されると可能性は無限大
SNSのメリットは、そのすそ野の広さです。TwitterやInstagramのようなユーザーが多いSNSで拡散されると、一部地域に止まらず日本中…もっと言えば世界中の人に向けての宣伝効果があります。
物理的に離れたところへのコマーシャルであったとしても、知名度向上という宣伝効果があります。そして、遠方だから絶対に来店しないと決まった訳ではありません。
旅行や出張などの際に立ち寄るというパターンもありますし、自分がいけなくても飲食店がある地域の近くの友人や知人へ更に拡散してくれる可能性もあります。
・コストがほとんどかからない
SNSはチラシと違ってほとんどコストがかかりません。アカウントの作成はほとんど無料ですし、写真などは飲食店のメニューや料理を撮影して使用すれば充分です。
・情報が常に新しい
SNSは、常に新しい情報を発信することができます。新しいメニューやサービス、価格の改定や定休日の案内など、常に新しい情報をダイレクトに発信することでお客様とのコミュニケーションを取ることが出来ます。
SNSのデメリットは?
・炎上する危険性
SNSの利用で最も注意が必要なのが”炎上”です。日本中、世界中の人へ向けて情報発信出来るわけですから一度炎上すると、手に負えない事態になることも多々あります。
批判にさらされると、飲食店のイメージは極めて悪くなります。
炎上を避けるためにも、SNSの管理は複数のスタッフで行うようにすると良いかもしれません。
・デマなどが流れるおそれも
ネットの世界には残念ですが、心ない人やひどいイタズラをする人もいらっしゃいます。
なんの根拠もない誹謗中傷や、ありもしない割引の情報や、中には「閉店した」というデマが流れたというケースもあります。
そして、このようなリスクは飲食店側がいくら注意していても、いつ流されるか解らないという怖さもあります。
常に情報をチェックして、デマなどが拡散される前に手を打つようにしましょう。
まとめ
チラシ配りにもSNSにもそれぞれのメリットとデメリットがあります。
飲食店の特にオープン当初はどうコマーシャルするかがとても重要です。
それぞれの特性を考慮したうえで、飲食店のコンセプトや客層にあった方法で宣伝をしましょう。