飲食店経営において調理師免許とは

飲食店経営において調理師免許とは

調理師免許とは、調理師法に基づいた国家資格である調理師の資格免許のこと。調理師(飲食業界においては調理士とも称される)とは、食品の調理技術および管理能力を国に認められたということでもある。なお、飲食店の開業には「食品衛生責任者」という資格が必要であり、調理師免許を取得していれば改めて取得の必要はない。


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調理師免許とは、調理師法に基づいた国家資格である調理師の資格免許のこと。調理師(飲食業界においては調理士とも称される)とは、食品の調理技術および管理能力を国に認められたということでもある。なお、飲食店の開業には「食品衛生責任者」という資格が必要であり、調理師免許を取得していれば改めて取得の必要はない。また、ふぐの調理に必須の「ふぐ調理師免許」は調理師免許を取得しているもののみが受験可能な資格である。

調理師免許は有資格者以外はその資格を名乗ることができない「名称独占資格」のひとつである。ただし、調理師の資格を持っていない場合でも、業務上の調理は可能である。調理師免許を取得していない場合、調理師を名乗ると罰金30万円以下の刑に処されることとなる。

調理師免許を取得するためにはふたつの方法がある。ひとつは調理師学校に入学し、1年以上勉強し卒業する方法。調理師学校を卒業すると、無受験で調理師免許の取得が可能である。調理師専門学校に進学すると、フランス料理やイタリア料理、和食といった特定の料理に関する技術を学ぶことができるため、資格取得後の就職が楽になる。自分が働きたい業界が決まっている場合には、調理師専門学校に進むのがいいだろう。

一方で、幅広い経験を積みたい場合におすすめなのがもうひとつの方法。飲食店等での実務経験(2年以上)を積み、調理師試験を受験することだ。ホテルやレストラン等での実務経験を積んでから受験をすることで、より実務に近い技術や視点を磨くことができる。また、飲食業界で料理人として働く場合、調理師免許は必須ではない。寿司職人やそば職人のように、経験が必要な業種の場合には経験を積むことがより重要になる場合もあるのだ。