エンジェル(エンジェル投資家)とは

エンジェルとは、創業して間もない非上場のベンチャー企業に対して、投資する個人投資家のことを指します。 創業間もないベンチャー企業に資金援助を行うだけでなく、経営のノウハウや人脈の構築など、企業全体のアドバイスを行う方も多く見られます。


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エンジェルとは、創業して間もない非上場のベンチャー企業に対して、投資する個人投資家のことを指します。エンジェル投資家とも呼ばれています。

創業したてのベンチャー企業は十分な実績が無いため信用度が低い傾向にあり、金融機関からの融資が受けにくいのが一般的です。そのようなベンチャー企業に資金援助を行うだけでなく、エンジェルは起業家としての経歴を持つ方も多いことから、経営のノウハウや人脈の構築など、企業全体のアドバイスを行う方も多く見られます。

また、日本には個人投資家を対象に「エンジェル税制」という制度が設けられています。

エンジェル税制とは、ベンチャー企業への投資を促進するためにベンチャー企業へ投資を行った個人投資家に対して税制上の優遇措置を行う制度です。ベンチャー企業に対して、個人投資家が投資を行った場合、投資時点と、売却時点のいずれの時点でも税制上の優遇措置を受けることができます。

エンジェル税制は平成9年(1997年)の税制改正によって始まりました。最近では令和2年度税制改正において、令和2年4月1日以降の出資について、エンジェル税制の要件等が緩和されており、少しずつ使い勝手のよいものとなっています。