ビジネスデューデリジェンス(ビジネスDD、事業デューデリジェンス)とは

ビジネスデューデリジェンスとは、M&A対象企業・事業のビジネス全般について調査し、最終的に事業計画の策定・検証を行うことを指すことをいい、事業デューデリジェンスとも呼ばれています。ビジネスデューデリジェンスは、大きく分けて「外部環境分析」と「内部環境分析」の2つの面からの調査と、それによるシナジー効果、という点から行われます。


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ビジネスデューデリジェンスとは、M&A対象企業・事業のビジネス全般について調査し、最終的に事業計画の策定・検証を行うことを指します。事業デューデリジェンスとも呼ばれています。

ビジネスの検証は、事業内容、商品やサービスの内容・特徴、販売方法の特徴、顧客層、価格帯、技術や知的所有権、維持するための経営組織、人事制度、報酬体系などあらゆる点から行われ、経営実態を把握し、事業の将来性を判断します。そして買収によるシナジー効果、及びリスクを把握し、評価していきます。

ビジネスデューデリジェンスは、大きく分けて「外部環境分析」と「内部環境分析」の2つの面からの調査と、それによるシナジー効果、という点から行われます。この調査では、SWOT分析が用いられ、更に外部環境分析には、PEST分析や5フォース分析、内部環境分析には、VRIO分析やバリューチェーンモデルなどを活用します。

外部環境分析では、その業界の将来性や競業企業などについて把握することが出来ます。内部環境分析では、対象企業・事業の、市場における強みや弱みを把握することが出来ます。この2つの分析結果を正確に把握、見直しをしていくことで、M&A対象企業・事業のビジネス状況を理解していきます。

また並行して、M&A対象企業・事業に事業計画がない場合は、新規に事業計画を策定し、事業計画が既にある場合はその検証を行います。買収によるシナジー効果の検証も含まれます。

ビジネスデューデリジェンスは、基本的に買収側の担当者が行うことが多いですが、必要に応じてコンサルティング会社などに依頼することもあります。