ホワイトナイトとは

ホワイトナイトとは敵対的買収からの防衛策の1つで、敵対的買収者が現れた際に、友好的な会社に買収してもらうことで防衛する、という手法のことをいいます。敵対的TOBに対応して、買収者よりも高い価格でTOBを仕掛ける(カウンターTOB)、友好的買収者に第三者割当増資や新株予約権を付与する、などの方法があります。


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ホワイトナイトとは敵対的買収からの防衛策の1つで、敵対的買収者が現れた際に、友好的な会社に買収してもらうことで防衛する、という手法のことをいいます。

ホワイトナイトは「White Knight」であり、日本語で「白馬の騎士」と訳されるように、颯爽と現れ救出するイメージから、その友好的な第三者の企業、転じてこの防衛策のことを、ホワイトナイトと呼ぶようになりました。敵対的M&Aが行われる際に、たびたび使われる言葉です。

具体的には、敵対的TOBに対応して、買収者よりも高い価格でTOBを仕掛ける(カウンターTOB)、友好的買収者に第三者割当増資や新株予約権を付与する、などの方法があります。
この買収防衛策は、予め用意しておく必要はなく、買収者が現れてからでも対応出来るものとなります。

ホワイトナイトの具体的な成功事例としては、「ドン・キホーテ」が「オリジン東秀」に敵対的TOBを仕掛けた際、オリジン東秀に要請された「イオン」がホワイトナイトとなり、TOB合戦の末、イオンがオリジン東秀を買収しました。

なおホワイトナイトを行う際の問題点としては、
・事実上、自社を買収された形になるので、これまでと同様の経営は維持できない
・条件に合うホワイトナイトを探すのが難しい
という点が挙げられます。