PMI(ピーエムアイ)とは

PMIとは、Post Merger Integration(ポスト・マージャー・インテグレーション)の略で、M&A成立後の経営統合プロセス全般を指します。 これは、当初計画したM&A後の統合効果(シナジー効果)を最大化するために、経営体制を構築していく重要な作業となります。


この記事は約2分で読み終わります。

PMIとは、Post Merger Integration(ポスト・マージャー・インテグレーション)の略で、M&A成立後の経営統合プロセス全般を指します。
これは、当初計画したM&A後の統合効果(シナジー効果)を最大化するために、経営体制を構築していく重要な作業となります。

PMIは大きく3つの点から統合を進めていきます。
①経営面
統合後の企業経営に大きく影響を与える経営理念や経営戦略、人事や会計制度などの企業経営に係る制度をすりあわせながら統合していきます。
②業務面
統合後の人員の再配置、コスト削減、現場でのオペレーションや情報システムの統合などの企業活動に影響を与える業務を中心に統合施策を実施します。
③意識面
従業員同士での意識や価値観の差、企業文化の摩擦の有無を知り、理解を深め、適切に対処を行う必要があります。

日本ではM&Aについて関心が高くなってきたものの、PMIについてはおざなりになっていることが少なくありません。そのため、M&A後の統合作業が上手くいかず、M&Aに期待した効果が発揮できないことがあります。
PMIの成否はM&A成約前に決まっているといわれるほど、事前の準備が重要となります。