クラシックで高級感を
コース料理や高価なワインなどを取り扱う場合は、クラシックがおすすめです。
クラシックは、よけいな音が少なく歌詞もないので、食事や飲み物の邪魔をしません。
また、クラシックにはリラックス効果があるといわれる曲もありますので、ゆっくりと食事をする雰囲気のお店には最適です。
オーケストラやピアノ、管弦楽などクラシックにもたくさん種類がありますので、時間帯や季節にあわせて選曲を変えてみるのもいいかもしれません。ゆったりとしたペースのクラシックを流して、ゆっくりと落ち着いて食事を楽しめるようにしましょう。
洋楽でおしゃれに
①最近の洋楽ヒットソングやCMソング
非常にベタな選択肢ではありますが、最新の洋楽ヒットソングは適度におしゃれで暗いイメージにもなりにくい”失敗が少ない”BGMです。
おしゃれなカフェや雑貨屋さんでは、最近の洋楽ヒットソングが流れていることが多いかと思います。
特に、若い世代がメインターゲットの飲食店やおしゃれなエリアにある飲食店にはおすすめです。たくさん曲があって迷ってしまうときは、テレビのコマーシャルで使われているものやダウンロードランキング、グラミー賞受賞作品やアーティストの曲からセレクトしてみてください。
また、自分で選ぶのが手間だと感じるときは、洋楽ヒットソングを集めたアルバムなどもありますのでチェックしてみられてはいかがでしょうか。
②ノスタルジックな古い洋楽
メインターゲットがミドル世代の場合は、ノスタルジックな洋楽という選択肢があります。古い洋楽は、シックな雰囲気の飲食店と本当に好相性です。
とことんこだわるのであれば、デジタル音源ではなくレコードで再生するとよりノスタルジックな雰囲気が高まります。
ノスタルジックな曲は、海辺のカフェや寛ぎの空間を提供する落ち着いた飲食店にもおすすめです。ノスタルジックなBGMをセレクトするのであれば、メニューにも懐かしさがあるノスタルジックなドリンクや料理を入れてみてもよいかもしれません。
邦楽をセレクトしてポップに
①今いちばん流行っている曲
iTunesなどのダウンロードランキング上位の曲や、話題になっている映画やテレビドラマの主題歌などをメインに選曲するという手もあります。
誰もが口ずさめるような曲が多くなりますので、家族連れ、高校生や大学生などの若い世代に喜ばれるBGMになります。
曲調や歌詞などにも気を付けて、店の雰囲気やコンセプトから外れないように選曲しましょう。
②昭和のナツメロ
気取りすぎないフランクな店内で、ミドル世代がメインターゲットの場合は、昭和のヒットソングもおすすめです。
お世辞にも”おしゃれ”とは言えませんが、懐かしさがありつつも気楽な雰囲気を演出することができます。昭和のナツメロをBGMにしている飲食店は、どちらかというとマイノリティーです。その珍しさで印象に残りやすくなります。
迷ったときは!ラジオ
①音楽メインのFM局
自分で選曲をするのが手間というときや、音楽に詳しくないので不安というときは音楽をメインに放送しているFM放送を店内に流すのもオススメです。
地方のローカルFM局には、おしゃれでセンスのいい音楽を放送する局がたくさんあります。特にJFLに5局と言われる放送局(北海道NORTH WAVE 、東京都J-WAVE、 愛知県ZIP-FM、大阪府FM802、福岡県CROSS FM)は、音楽をじっくり聴かせるプログラムがあったり、有名アーティストが書き下ろしたオリジナルのキャンペーンソングを毎年放送していたりします。
ラジオ放送なら、定期的にBGMを変えることなく常に新しい音楽を店内に流すことができるので手間も省けます。
スポーツ中継なども
これを、BGMと表現するのは間違いかもしれませんがスポーツ中継を放送しているラジオを流すのもアリです。
特に野球は、必ずどこかの放送で生放送しているのではないでしょうか。おしゃれさは皆無ですが、スポーツ好きの方をメインターゲットにするという効果があります。
まずは試しに流してみる
何をBGMにするか迷ってしまうときは、試しに店内に流してみるのが一番です。
この時に、短時間流して決めてしまうのではなく30分から1時間程度、店内に流してみて”しっくりくるもの”を選ぶようにしましょう。
もし、イメージと違うようならBGMを変えるか店内の照明や小物類などを変えて、しっくり来るようにしましょう。一番よくないのは、しっくりこないまま「まぁいいか」と妥協することです。
コンセプトが固まっていない飲食店には、固定客がつきにくくなります。
まとめ
BGMを選ぶときに一番大切なのは”店にあっているか”です。
お店の雰囲気にぴったり合うものであれば、基本的にNGはありません。
雰囲気に合うかどうかは、個人的な価値観や趣味が影響しますので少人数で決めずにいろいろな人の意見を聞くようにしましょう。
お手本にしたいお店などがある場合は、最初は真似をするという手もあります。無理せずに、少しずつ個性を出していくという方法もあります。