M&Aブティックとは、M&Aのサポートを専門的に取り扱う集団のことを指します。
ビジネスシーンにおいて「ブティック」という言葉は、ある専門分野に特化したアドバイザリーやコンサルティングファームを意味します。つまり、M&Aに関して支援や助言を行う銀行、証券会社、税理士法人などの士業事務所、コンサルティングファームなどがM&Aブティックに含まれます。
M&Aブティックは基本的にアドバイザリー形式と呼ばれる買い手側、売り手側のどちらかの立場でM&Aの業務を行いますが、日本では仲介形式で買い手と売り手の双方が利益を最大化できるようM&Aを支援するM&A仲介会社もあり、M&A専門のプロフェッショナル集団という意味で、M&Aブティックと同じと考えられています。
M&Aブティックの主な業務は以下のようなものになります。
①M&Aマッチング業務（相手探しや交渉）
②バリュエーション業務（企業価格の算定）
③デューデリジェンス業務（売り手企業の調査）
④各種契約書作成業務（各種契約書作成のサポート）
M&Aを成功に導くには、高度な専門知識やノウハウ、交渉力が必要です。そのため、M&Aを独力で遂行することは困難であり、M&Aブティックとの連携が必要不可欠となります。