ROA(Return on Assets)とは

ROAとは、Return on Assetsの略で、総資産利益率を意味します。会社の総資産を使って、どれだけ効率的に利益を生み出したか収益性を示す指標となります。ROAは、利益 ÷ 総資産 で計算され、一般的にROAが5%以上、というのが優良企業の1つの基準となっています。


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ROAとは、Return on Assetsの略で、総資産利益率を意味します。会社の総資産を使って、どれだけ効率的に利益を生み出したか収益性を示す指標となります。

総資産とは、企業が保有している資産のすべてを指し、現金や預金だけでなく、株式や不動産などの資産も全て含まれます。

ROAは、利益 ÷ 総資産 で計算されます。分子に用いられる利益は、営業利益、経常利益、事業利益など様々です。

利益が増えればROAは高くなり、総資産が増えればROAは低くなります。ROAが高ければ高いほど、効率よく利益を出している優良企業と判断されます。一般的にROAが5%以上、というのが優良企業の1つの基準となっています。

ROAを高くするためには、収益性を良くすること、不要な資産を減らし効率を上げる、ことが挙げられます。

ROAとよく似た指標にROEがあります。ROEとは、Return on Equity の略で、自己資本利益率を意味します。ROEは、当期純利益 ÷ 自己資本 で計算されます。分母の自己資本は 株主資本+その他の包括利益累計額 になります。そのため、株主にとって、出資したお金がどれだけ効率的に利益を生み出しているかを表す指標となっています。

ROEは株主から見た収益力であり、会社の収益力そのものをあらわす指標では無いため、企業のM&Aを検討している人にとっては、ROAを利用したほうが企業の経営効率を総合的に判断することが出来ます。