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寸胴とは、直径とその深さがほとんど同じの園筒状の深い鍋のことを指す。海外で生まれた調理器具であるが、日本でもなじみが深い。飲食店では多く使われている。主にスープや水分の多いものを煮込む際に使われる。
覆面調査とは、一般の顧客を装って「調査員」と呼ばれるスタッフが飲食店に訪れ、サービスの質をチェックする調査のことである。一般的にはチェーン店など全国的に店舗が広がっているような飲食店の本部が、支店のサービスの質をチェックするために行う。
損益分岐点とは、BEP(break-evenpoint)とも呼ばれているビジネスの専門用語である。損益が0になり、この分岐点を超えると「利益」となる売上高・売上と経理がちょうど同じ額になる売上高のことをいう。赤字にならないためには、損益分岐点を最低ラインとして営業売り上げの目標として超えていかなければならない。
ハンディとは、飲食店でホール業務を行うスタッフが使用する端末機器のこと。顧客のオーダーを入力する機器で、POSシステムと呼ばれるレジに搭載されているシステムと連動している。
グリストラップとは、厨房の排水(シンク)から出る油脂をためておくための装置である。配管に油脂が流れるとその配管の中で油脂が詰まる可能性があるため、この装置を付ける必要がある。
飲食店でスタッフに出される料理のことを「まかない」という。近年ではアルバイトの募集の際にまかないがあるかどうかを記載することも多く、アルバイトをする側もまかないがあるかどうかを働く1つの基準にしているケースがある。
「Wi-Fi(ワイファイ)」とは、無線LANを利用したインターネット接続の俗称である。近年は無料のWi-Fiが使える飲食店が増えていて、「Wi-Fiが無料で使える」という点をアピールポイントとして挙げている店もある。
飲食店では、1日の営業時間の間に1度も顧客が来店しなかった日のことを「ノーゲス(ノーゲスト・デー)」という。顧客が来ないということは、売り上げが無いということ。飲食店にとっては非常に大きなダメージとなるが、「なぜノーゲスになったのか」「どうすればノーゲスから脱却できるか」という点をしっかりと考えていかなければならない。
飲食店にとって食中毒は常に気を付けておかなければならないポイントの1つである。自身の経営する飲食店で食中毒を起こさないためには、まず3つの基本的な食中毒予防が重要となる。3つの食中毒予防とは「①細菌を付けないこと」「②細菌を増やさないこと」「③殺菌すること」である。
ノベルティとは、自社のロゴなどを入れて作ったオリジナルグッズのことを指す。チラシやパンフレットなどの印刷物とは違い、ノベルティは実用的なアイテムにロゴやオリジナルのメッセージなどを入れたものを指すケースが多い。
衛生検査とは、各地域の保健所が飲食店に対して行う「食品衛生監視指導」のことを言う。食中毒など飲食店で食事をしたことが原因で衛生上の危害が起きることを防止するため、保健所は飲食店に対して「衛生検査」を行うこととなる。
飲食店でかかる料金の中には食事の料金以外に「サービス料」というものがある。サービス料は基本的に飲食店が自由に設定することができ、基本的にはどの分野でも代金の10%~15%程度を請求することが多い。飲食店では高級レストランや居酒屋などのお酒を提供するお店などで発生するケースがある。
飲食店の生存率とは、「〇年後〇%」といったように表記されるものであり、飲食店が開業から廃業に至るまでの年数とパーセンテージを表したものである。「開業後、一定の期間後に閉店となった企業を除外した数で初期の値を割ったもの」と定義される。
坪単価とは、新築で家を建設するときにかかる費用を1坪あたりどのくらいかということを表したものである。1坪とは2畳分の面積のことを指す。
飲食店の開業をする際に気を付けておきたいのが、飲食店は「特殊建築物」に部類されるため様々な建築基準が通常の建築物よりも厳しくなっていることである。火災などが発生した際に不特定多数の人が使う特殊建築物の場合は被害が大きくなる可能性がある。そのため、工事や設備の設置基準は厳しくなっている。
飲食店などの特殊建築物に当てはまる建築物には、内装制限というものが定められている。飲食店の場合は1.2m以上の高さのある壁部分や天井に制限がかかっている。
バッシングとは、顧客が帰ったあとでテーブルにあるお皿や残った食事、コップやシルバーなどの食器類やごみなどを片付ける作業のことを指す専門用語である。
飲食店は主に現金での取引が多い業種の1つである。現金での取引が多いということは、取引の実態が掴みにくいということでもある。そのため脱税をする飲食店も今までにいくつか存在している。こういった悪質な飲食店があるために、税務署では抜き打ち調査をして脱税をしていないかをチェックすることがある。
本部と契約した加盟店が本部に対して支払うお金のこと。フランチャイズを行っている企業によって計算方法が異なる。飲食店では主に「歩合方式」「定額方式」の2つの計算方法で算出される。2つの計算方法について解説する。
ライセンス販売とはフランチャイズに関わるビジネス用語である。 ライセンス販売は継続的なサポートをしない代わりに、ロイヤリティを請求しない仕組みのことを言う。
飲食店でいうマリアージュとは「料理とワインの相性」という意味である。フランス語で結婚という意味を指す言葉だが、飲食店の専門用語としては上記のような意味を持つ。