ITデューデリジェンス(ITDD)とは

ITデューデリジェンスとは、M&A後の情報システムの統合を円滑に行えるよう、買収先企業の情報システムの状況を調査・評価することを指します。M&AのITデューデリジェンスでは、『ITシステムの機能全般』『IT投資が適正に行われているか』『ITシステムの資産価値』の項目をハード・ソフト両面から見て監査・評価します。


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ITデューデリジェンスとは、M&A後の情報システムの統合を円滑に行えるよう、買収先企業の情報システムの状況を調査・評価することを指します。

近年、大企業だけでなく中小企業でも、すべての重要な経営情報はITシステムにより作られ、保存されており、ITシステムがとても大きな位置づけとなっています。そのため、M&A対象企業ではどのようなITシステムが用いられ、どのように運営されているのかを確認することは、その後の運営やシステム統合を実施する上での労力やコスト面を把握する為にも、極めて重要なデューデリジェンスとなります。

M&AのITデューデリジェンスでは、具体的に以下のような項目をハード・ソフト両面から見て監査・評価します。
・ITシステムの機能全般
 買収側と被買収側の双方のシステムの統合は出来るのか
 既存システムを生かしての統合か、新システムを導入するか
 システム利用に対するコスト
 障害発生時・機密情報漏洩等、リスクに対してのセキュリティ体制
 その他リスク ほか
・IT投資が適正に行われているか
・ITシステムの資産価値

ITデューデリジェンスは、業務とシステムの両面において、高度な知識と経験を必要とするため、専門家に依頼することが望まれます。