ショートリストとは

ショートリストとは、M&Aの相手先候補となる企業を絞り込んだリストのことで、ロングリストをもとに作成される資料です。ショートリストを作成する際は、後のデューデリジェンスなどが円滑に進行するようにM&Aの実施目的を明確にしておくことが重要です。


この記事は約2分で読み終わります。

ショートリストとは、M&Aの相手先候補となる企業を絞り込んだリストのことで、ロングリストをもとに作成される資料です。

ロングリストとは、M&Aの実施を検討している相手企業の候補をリストアップしたものです。
M&A仲介会社などが用意したノンネームシートを活用しながら、買収や売却を検討している企業を大まかな基準によって多めにリストアップします。

事業内容や規模、展開エリア、経営資源、事業のシナジー効果、M&A実行の十分な資金力などといった面を基準に、20〜30社程度をリストアップしますが、条件にあった企業が多かった場合などは100件近くになることもあります。

このロングリストをベースにして、依頼主とM&Aアドバイザーが打ち合わせを行い、より細かく明確な基準でふるいにかけ、候補を数社〜20社程度に絞り込んでいきます。
これがショートリストになります。

そしてさらに選定を重ね、最終的には2〜5社、場合によっては10社程度まで絞ったら、優先順位を決め、順次候補先企業への交渉を開始していきます。

ショートリストを作成する際には、M&Aの実施目的を明確にしておくことが重要です。
ここで実施目的を再度徹底して確認することで、その後のデューデリジェンスなども円滑に進行していきます。

また、企業情報の取り扱いには十分に注意をし、情報漏えい防止に務めることが大切です。