デベロッパーとは、土地や街の開発事業者のことを指します。
英語の「Developer」であり、開発者、(宅地などの)造成業者、を意味する言葉で、ディベロッパーとも呼ばれています。
不動産業界の業務内容は多岐にわたっていますが、大きくまとめると「企画・開発事業」「販売事業」「賃貸・仲介事業」「管理事業」の４つの事業があります。
このうち、主に不動産や建物の「企画・開発事業」をメインに行なっている企業を「デベロッパー」と呼んでいます。
土地の取得から、その土地をどのように活用するのかを検討し、各種開発事業を行います。
開発事業には、都市開発や再開発、リゾート開発、宅地開発、新築マンション開発、商業施設開発、大規模宅地・物件開発などがあります。
土地の運営や予算設定、建築物を造ったあとの入居者募集なども業務に含まれています。
デベロッパーは、対象とする事業の内容や性質によっていくつかに分けることが出来ます。
・「総合デベロッパー」
幅広く不動産を取り扱います。仕事の規模が大きく、様々な部門が必要となるので、大手企業であることが多くなります。
・「専門デベロッパー」
不動産の中でも特定の分野を専門としています。
主にマンションの企画・開発に特化しているマンションデベロッパー、オフィスビルの企画・開発に特化したオフィスデベロッパーなどが存在します。
・「公的デベロッパー」
UR都市機構などの公団・公社のことで、他の民間デベロッパーと協力して街の開発や基盤整備を行います。
なお、新築マンションを開発分譲している会社や一戸建の建売業者なども「デベロッパー」と呼ばれています。