契約面積とは

契約面積とは、賃貸借契約において、賃貸借契約書に記載される面積のことを指します。ここでは契約面積の種類も含め解説していきます。


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契約面積とは、賃貸借契約において、賃貸借契約書に記載される面積のことを指します。

貸ビルの場合には「賃貸借面積」とも呼ばれています。

契約面積は、一般的に壁や柱の中心線(壁芯・柱心)から測定する壁芯計算で算出された面積を使用しています。

室内の壁の内側部分から測った内法面積ではないので、実寸面積は、契約面積より小さな数値になります。

また、契約面積には「ネット契約(ネット面積)」と「グロス契約(グロス面積)」の2種類があります。

ネットとグロスは専門的な不動産用語という訳では無く、その他の分野でも使用される言葉で、ネット(net)は、正味・実質などの意味があり、グロス(gross)には、全体、を表す単語です。

◆ネット契約(ネット面積) 専有的に使用する貸室使用部分の面積を契約面積としているケース

◆グロス契約(グロス面積) トイレや給湯室、エントランスやエレベーターホールなどの共用部分の面積を加えた面積を契約面積としているケース

不動産の物件情報には、ネット契約かグロス契約かが記載されていることが少ないので、どちらの契約なのか、実際に専用として使える面積がどれほどなのかなどを、事前に確認する必要があります。