フリーレントとは

フリーレントとは、賃貸物件において、賃貸借契約期間が開始されてから一定の期間、賃料が発生しない契約のことを指します。 フリーレントのメリット・デメリットについても解説していきます。


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フリーレントとは、賃貸物件において、賃貸借契約期間が開始されてから一定の期間、賃料が発生しない契約のことを指します。

例えば「フリーレント1ヶ月」と表示がある物件であれば、1ヶ月間の賃料は無料になるということになります。

フリーレントの期間は物件により異なりますが、1ヶ月〜2ヶ月程度に設定されるのが一般的です。

フリーレント物件のメリットは、入居時の初期費用を抑えることが出来る点です。
飲食店開業に伴う店舗取得の費用は、一般的な居住用の物件とは異なり、敷金と同様の目的である「保証金」というものが必要になります。

一般的な居住用物件の敷金の相場は家賃の1~2ヶ月程度である場合が多いのですが、飲食店物件の保証金の相場は、1ヶ月の賃料の10ヶ月分程度と言われています。

そこに仲介手数料や礼金、前払い分の家賃(最大で賃料2ヶ月分)などが必要となりますが、この前払いの家賃分を抑えることが出来ます。
また店舗取得後には、多くの場合、営業を開始するまでに店舗の内外装工事を行います。

工事の規模にもよりますが、約1ヶ月〜2ヶ月程度の期間がかかるので、フリーレントの物件であれば、工事期間で無収入期間の賃料の発生を抑えることが可能となります。

フリーレント物件のデメリットとしては、短期違約金が発生する可能性があること、フリーレント期間中でも共益費や管理費など他の費用は負担する可能性があることが挙げられます。

フリーレント物件の場合、契約期間が決まっている物件が多くあります。
契約期間より早く退去してしまうと違約金が発生します。

実際の使用の有無に関わらず、高額な違約金や、本来の契約期間の全額に相当する賃料を請求されることもありますので、契約前に必ず確認してください。