空家賃(からやちん)とは

空家賃とは、賃貸契約を締結した物件に居住していないのに支払う家賃のことを指します。空家賃を最小限にするための方法も含めて解説していきます。


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空家賃とは、賃貸契約を締結した物件に居住していないのに支払う家賃のことを指します。

契約書上の家賃支払発生日から実際に入居するまでの期間に発生する家賃、あるいは退去日から契約解除日までに発生する家賃が空家賃に該当します。

飲食店を開業する際、店舗取得後は、多くの場合、営業を開始するまでに店舗の内外装工事などを行います。

工事の規模にもよりますが、約1ヶ月〜2ヶ月程度の期間がかかるので実際にオープンできるようになるまでのこの期間分が空家賃となります。

空家賃の発生を最小限にするためには、居抜き物件を借りる、フリーレント物件を借りる、内外装工事や諸手続きのスケジュールを再確認してオープンまでの日数をより短くする、などがあげられます。

飲食店の閉店や撤退等を行う際の物件の解約の際にも空家賃が発生します。

物件の解約時には、まず「解約予告期間」を賃貸借契約書にて確認します。
解約予告とは、物件の解約意思を貸主に通知することで、解約予告期間とは、解約に必要な期間のことです。

貸主に解約の意思を通知してから解約予告期間中は、賃料を支払う義務があります。
すぐに撤退したり、何らかの事情でお店が開けられない状況になったり、すぐに撤退したとしても、この期間内であれば解約予告期間分(商業物件の場合には6ヶ月程度が多いようです)の賃料を支払う必要がありますので、注意が必要です。