造作譲渡とは

造作譲渡とは、居抜き物件を契約する際に、前の店舗で使用されていた内装や設備、什器類を譲渡交渉して譲ることを指します。造作譲渡の相場費用についても解説します。


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造作譲渡とは、居抜き物件を契約する際に、前の店舗で使用されていた内装や設備、什器類を譲渡交渉して譲ることを指します。

造作は建築用語で、建物の天井や床、階段などの内装や、カウンターや扉などの作りつけの家具を指しています。


不動産用語として使われる場合には、もう少し広い範囲を意味する場合があり、厨房機器やレジ、食券販売機、通信機器や音響設備、テーブルや椅子などの什器なども含まれます。

賃貸の店舗物件には、「スケルトン物件」と「居抜き物件」があります。スケルトン物件とは、内装はもちろんトイレやエアコンなどもない、まっさらな状態の物件です。

居抜き物件とは、以前の店舗が使用していた内装や、厨房設備、什器などが残されている物件になります。


造作譲渡は、居抜き物件を契約する際に発生するもので、店舗の貸主と結ぶ賃貸借契約とは別に、前店舗のオーナー(造作物の所有者)との間で、造作買取に関する契約(造作譲渡契約)を結ぶことになります。

造作物を買い取るための費用を、造作譲渡料といい、その金額は設備の内装の性能や使用年数に左右されますが、物件そのものの価値から価格設定される場合もあります。

また、物件によっては造作譲渡料が無償であったり、造作貸与となる場合もあります。