異業種からの飲食店参入|成功のために知っておくべきポイント

事業拡大の選択肢には、新規事業への参入があります。 この記事では、異業種から飲食業界へ新規参入した企業の成功例について紹介します。 さまざまな事例を知ることで、成功への道筋がより明確になります。飲食業界参入で事業拡大が成功するためにも、知っておくべきポイントをしっかりと押さえましょう。


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【企業別】異業種参入での成功事例

まずは、異業種参入での成功事例を2つ紹介します。

・レンブラントホールディングスのハンバーガー事業参入
・鉄人化計画のラーメン事業参入

これらの企業はどのように成功を収めていったのか、その経緯を具体的に見ていきましょう。

成功事例1.レンブラントホールディングスが飲食業に参入

レンブラントホールディングス(HD)は、ホテル事業・不動産事業・再生事業を中心に事業展開している企業です。ダイエーグループのオレンジフードコートからハンバーガー事業を譲り受けて、飲食業界に参入しました。

ハンバーガー事業の譲受を決めた理由は「時代が求めているものを意識し、新しく生み出していくことが私達の使命」という理念に沿ったためです。事業再生を得意とするレンブラントHDは、国民的に人気と需要があるハンバーガー事業を譲受し再生に取り組めば、グループがより一層発展すると考えたのです。

ドムドムバーガーは日本最古のハンバーガーチェーンで、ダイエーの経営不振にともなって店舗数を減らしていました。現在、レンブラントHDではファッションブランドとのコラボレーションや、レンブラントグループのホテルにドムドムのコンセプトルームを作るなど、ブランディングにも力を入れています。また、この買収で古くからのファンを本事業に取り込めると期待しています。

成功事例2.鉄人化計画がラーメン事業に参入

次の成功事例は、鉄人化計画がラーメン事業に参入したケースです。

鉄人化計画は「カラオケの鉄人」というカラオケ店を事業展開している企業です。2019年より、鉄人化計画は新たなシナジーを生み出せるような他社とのコラボレーションや、M&Aを積極的に行っています。そのひとつに、創業100年を越えるラーメン店「直久」の買収がありました。

長い歴史のある直久は、都内を中心とした東京・神奈川・千葉の関東エリアに店を展開しています。名古屋コーチンを元にした正統派スープや手作りである自家製麺など、素材に強くこだわりがある当店の知名度は抜群です。
鉄人化計画は、その直久の長い歴史と豊富な店舗数、また提供品のおいしさに着目しました。鉄人化計画が運営するカラオケ店では、直久の味をカラオケボックス内で楽しめるようなコラボメニューを鋭意開発中で、今後、本事業とのさらなるシナジーを見込んでいます。

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成功例から見る、異業種参入の成功ポイント

次に、異業種参入における成功のポイントを紹介しましょう。
それは、場所・経営・マネジメントです。これらの情報をしっかりと把握していた企業が異業種参入で成功しています。

自社の展開エリアと近しい会社を選ぶ

自社の展開エリアと近しい会社を選ぶことは、非常に重要です。なぜなら土地勘のあるエリアでの事業展開は、自社サービスとのシナジーを生み出しやすくなるからです。また、相手会社の情報や評判、経営者や幹部などの情報が得やすく、データだけではわからない相手企業の真価がわかりやすいこともメリットでしょう。

経営や資金繰りが順調な会社を選ぶ

次に、経営や資金繰りが順調な会社を選ばなくてはなりません。
基本的に、資金繰りが厳しい会社は、無理な経営をしている可能性があるからです。相手に問題点がないかを事前に調査・分析しておければ、税金の未納や人材不足などのM&A後にリスクになり得る問題点を事前に把握できるでしょう。もしも相手が無理な経営をしている場合、M&A後に正常な営業状態にするだけでも困難な作業です。そのため、M&Aを実施する前には対象会社の経営状態は徹底的に調査をしておきましょう。

マネジメント力のある企業へ転換する

最後は相手先企業ではなく、自社の話です。

自社をマネジメント力のある企業へ転換することで、異業種への参入を成功させやすくなります。
マネジメントをするのは、人材だけに限りません。業務や予算などを管理し、業績目標を達成するようコントロールする必要があります。

事業規模が小さいうちは、絶対的な経営者の主導で組織や現場をコントロールできるかもしれません。しかし、事業拡大をするにつれて、組織を統率するのが困難となるタイミングが来ることが予想されます。

そのため、経営者の意向が組織や現場へ落とし込める調整力のある幹部社員の育成と権限委譲によって、経営者による「リーダーシップ型」から、「マネジメント型」経営への転換が必要です。

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失敗しない異業種参入とは

異業種から飲食業界へ参入する際は、飲食業界独自の特色を知っておく必要があります。
それをしっかりと理解することで、失敗を未然に防ぐことができるでしょう。

時流に乗る

飲食業界は、他業界と比べて時流の変化がとても激しい業界です。店の準備期間を周到に長く設けた結果、時流に乗り遅れてしまっては元も子もありません。こだわりよりも、利益を優先させることが大切だといえるでしょう。

そのためにも、参入を考えている飲食業のジャンルは「短期的な時流であるのか」「長期的な時流であるのか」を厳しく見極める必要があります。一口に飲食業界といっても、レストランや居酒屋などさまざまな業態があります。また、取り扱うメニューを含めると、店によって形態は千差万別です。
しっかりと類似企業の調査を行い、利益の導線を確認しておきましょう。
もしも参入しようとしている分野が短期の時流であるならば、その波に乗じた新規出店で設備費用が回収可能なのかどうか、あらかじめ判断しておかなければなりません。ブームだからだと安易に手を出してしまうと、予想外のトラブルや失敗を招いてしまいます。

飲食業界に強い仲介会社を利用する

異業種から飲食業界に参入する挑戦は、容易ではありません。確実に成功させるためには、M&Aの専門家であり、かつ飲食業界に強い仲介会社を利用することをおすすめします。
信頼できる仲介会社を選ぶには、ウェブサイトなどで過去の実績を確認すると良いでしょう。

M&A Properties では、M&Aに関する提案から計画まで、全てのフェーズにおいてサポートを提供しています。当社の強みは、4万社におよぶグループ顧客ネットワークを生かした幅広い情報収集力です。
異業種からの飲食業進出のご相談も承りますので、ぜひ一度、M&A Propertiesをご検討ください。

M&A Propertiesのサービスについては、こちらをご覧ください。

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まとめ

今回は、異業種から飲食店へ参入する際に、知っておくべき事例と成功するためのポイントを紹介しました。M&Aをする相手先企業の出店エリアや経営状態は、M&A相手としてふさわしいかを分析する際に明確な指標となる要素です。加えて、自社との相性を量る材料にもなるでしょう。また、自社のマネジメント力を高めることも大切です。

飲食業界は時流の変化が非常に激しいため、既存企業においても、新たなシナジーをどのように。生み出すかを常に思考しています。高付加の価値を導き出せるサービスを提供しなければ、飲食業界の時流に飲まれかねないからです。

本記事でも紹介したように、ホテル事業などを展開する「レンブラントホールディングス」では、オレンジフードコートのハンバーガー事業である「ドムドムバーガー」を買収しています。またカラオケ店を運営する「鉄人化計画」は、ラーメン事業の老舗店「直久」を買収しました。両件とも、次の時流に備えた動きを見せています。

異業種から飲食業界に参入する際には、M&Aの専門家である仲介会社を利用することをおすすめします。

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