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ファサードとは、店舗を正面から見た外観のことである。もともとは店舗だけでなく、街路や広場などに面する建築物の正面を表す単語である。
顧客目線とは、文字通り顧客の視点に立って経営における問題点や改善点を見つめ、経営を行う視点のこと。トヨタ自動車の代表取締役である豊田章男氏が使い始めたと言われている。対して店舗目線とは、店舗の経営目標などを重視し、店舗の利益を最重視する店本位の運営を行うことだ。
懐石料理とは、茶席でお茶を出す前に出される簡単な食事の事をいう。少しの間の空腹を和らげるために簡素な膳で提供される料理でありながらも、季節感を大切にし、旬の食材を取り入れ、食材の持ち味を活かす。一汁三菜が基本である。
飲食店ではスタッフ同士の会話の中で「ヤマ」という言葉を使うことがある。これは「在庫切れ」「品切れ」「売り切れ」という意味で「○○はヤマです」といったように使われる。
トレンチとは、飲食店で使用するお盆のこと。料理やドリンクを顧客に提供する際に使用する。一般的には丸いお盆のことをトレンチというが、丸い形ではないものもトレンチと言うことがある。
アセスメントとは、評価や査定という意味。「対象が周囲に与える影響などを調査すること」「ある事象を客観的に評価すること」といった意味で使われる。飲食店の場合は、食品に関するリスクを客観的に評価・調査する「リスクアセスメント」やスタッフの能力や業績を評価する「人材アセスメント」などの用語がよく使用される。
ゾーニングとは飲食店においては空間を構成しているテーマや内容、人の導線などを考慮に入れた空間分割や考え方のことをいう。空間や機能をその用途によって区分してどういった空間にするのかを考えることをゾーニング計画ともいう。簡単に言えば、「店内のレイアウト・インテリアについて考えること」である。
飲食店におけるラストオーダーとは、注文を受け付ける制限時間のこと。ほとんどが閉店時間の30分前〜1時間前に設定されている。閉店ぎりぎりに注文を受け付けていると時間通りに閉店することができないため、ラストオーダーが設けられている。
家賃比率とは、売り上げに対する家賃の比率のこと。飲食店経営をするにあたって、経費は非常に重要なポイント。中でも飲食店における経費の中でも大きいものの1つとして挙げられるのが、「家賃」である。
6次産業とは、農業や水産業といった1次産業が食品加工や流通販売にも展開しているような経営形態のことを指す用語である。1次産業、2次産業、3次産業を一手に行うために6次産業と呼ばれている。
造作費用とは店舗にある「造作物」にかかる費用のことを指す。 造作物とは、物件に最初から設置されているものではなく、入居した人物が取り付けたもので取り外すことが可能なモノのことを言う。
ブラックボードにはメニューやこだわり、おすすめの品などを記載する。店の前に置けば集客をアップさせることが可能。オシャレで目を引くデザインに仕上げればその効果はよりアップする。何度も書いて消すことが可能なので紙にメニューを書いたりするよりも経済的。バックが黒なので目立ちやすいというメリットもある。
出禁または出入り禁止とは飲食店に訪れる特定の人物を、何らかの理由で入店禁止にすることである。飲食店に限らず、店舗では正当な理由があれば特定の人物を出入り禁止ににすることが可能である。
ワンオペとは、ワン・オペレーションの略称である。人手が不足している時間帯を中心として従業員1人だけで業務を行わせることを指す飲食店用語として使われている。
ポップとは広告の1つで販売促進のために使われる。POPと表記されることもある。キャッチコピーやイラストなどを手書きで書くか、印刷して作ったもので、小さいカード型になっているものが多い。ポップは最も手軽で効果のある広告ともいわれている。主に小売店などでそれぞれの商品の宣伝を行う際に使われることが多い。
覆面調査とは、一般の顧客を装って「調査員」と呼ばれるスタッフが飲食店に訪れ、サービスの質をチェックする調査のことである。一般的にはチェーン店など全国的に店舗が広がっているような飲食店の本部が、支店のサービスの質をチェックするために行う。
風営法とは、風俗営業の規制及び業務の適正化に関する法律のこと。飲食店の場合はあまり関係が無いように思うかもしれないが、非常に深くかかわるケースもある。特に酒類を提供する飲食店を開業するのであれば必ず知識として風営法について知っておくべきだと言える。
飲食店では「盛り塩」を置いておくことが多いと言われている。盛り塩とは厄払いや魔除けの意味を込めて塩を皿に盛っておくこと。飲食店では魔除けなどの目的以外にも、商売繁盛などを祈願して盛り塩をすることが多い。
寸胴とは、直径とその深さがほとんど同じの園筒状の深い鍋のことを指す。海外で生まれた調理器具であるが、日本でもなじみが深い。飲食店では多く使われている。主にスープや水分の多いものを煮込む際に使われる。
パントリーとは、「配膳室」を意味する言葉である。レストランなどではキッチンのホール側にある配膳台となるスペースのことをパントリーという。ホールスタッフが水を入れたりする作業を行う台などもパントリーと呼ばれることが多い。
ピッチャーとは、取っ手とそそぎ口が付いた水差しのこと。別名「ジャグ」ともいう。飲食店では顧客に一番最初に提供するお冷やお茶を入れるのに使われる。