リースバックとは

リースバックとは、所有している不動産を売却し、その後、買主から当該不動産を借り受けることを指します。例としてフランチャイズ店などで用いられる方法を含めご紹介します。


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リースバックとは、所有している不動産を売却し、その後、買主から当該不動産を借り受けることを指します。

リースバックをすると、不動産売却でまとまった資金を得ることができ、買主との間で賃貸借契約を行うことにより、引き続きその物件を使い続けることが出来ます。

リースバックを行うことによるメリットには、以下のようなものが挙げられます。
①売却により、まとまった資金が比較的早く手に入る
ある程度まとまった資金を得ることが出来るので、借金の返済や事業資金に充てることが出来ます。
②引き続きその物件を利用することが出来る
対象不動産の所有権が買主に移転するだけで、引き続きその物件を利用することが可能です。店舗の移転や引越し費用等がかからないのでコストを抑えることが可能となります。
③ランニングコストを減らすことが出来る
賃貸になるので賃料の支払いは発生しますが、住宅ローンや固定資産税などの、不動産を所有することで発生していた費用(ランニングコスト)がかかりません。
④売却した物件を再度購入することも可能
将来的に資金に余裕が出来たら、契約内容によっては買い戻しすることも可能です。

フランチャイズ店などでは、建設協力金を使ったリースバック方式(建設協力金方式)がよく用いられています。

ある土地に建物を建てて使用したい借主(賃借希望者/テナントなど)が、建物の建設費用として貸主(土地所有者)に「建設協力金」という名目で融資(無利息)し、貸主は建設協力金を元にして、借主の要望に沿った建物を建築し、借主と賃貸借契約を締結します。

建設協力金は賃貸借契約の保証金に転換され、毎月の賃料と相殺していく形で借主側に返還されます。