テナントとは

現在の日本では「テナント」というのは、オフィスビルや商業ビル、などの一区画を、所有・管理・運営者から借り受けて入居する会社や人を指す言葉として用いられることが一般的です。テナントと呼ばれる形態についても併せてご説明します。


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テナントとは、賃貸借契約のもと、不動産を借り受ける賃借人(借り主)のことを指します。

ただし現在の日本では、オフィスビルや商業ビル、ショッピングセンターや百貨店、鉄道駅の構内などの一区画を、所有・管理・運営者から借り受けて入居する会社や人を指す言葉として用いられることが一般的です。

日本語では「店子(たなこ)」とも呼ばれています。

テナントと呼ばれる形態には、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

① 店舗

店舗は、不特定多数の来客を目的として利用される物件です。

飲食店・美容院・エステ・歯医者・クリニック・雑貨店・アパレル・書店・スーパーなどが該当します。

② オフィス(事務所)

企業などのスタッフが事務作業を行う場所です。

店舗とは違い、不特定多数の来客は無く、特定の関連する来客のみで、商取引は行われないのが特徴です。

ただし、旅行会社や保険会社のように、事務作業を行いながらも不特定多数の来客がある場所も有り、この場合は、店舗事務所と呼ばれます。

③ 倉庫

倉庫は、商品の保管や収納に使用するための場所です。

テナントとして使われる倉庫は、企業が商品を保存・管理するために利用されることが一般的です。

商業施設のテナントの中でも、特に専有面積や集客力が大きいテナントは「キーテナント」や「核店舗」と呼ばれています。

キーテナントは、商業施設において、集客の中心的な存在となり、施設全体の認知度や売上にも重要な役割を担っています。

飲食店は入居テナントとの割合として上位を示しており、幅広い年代がターゲットになります。

大型の商業施設に入居した場合、営業時間や内装などにある程度制限があるため自由度は限られますが、施設自体に集客力や知名度があるため、安定した運営が見込めます。